DO!NUTS TOKYOが目指していること

2050年にCO2排出量を実質ゼロにする。
このためには2030年までにCO2排出量を今よりも半減することが求められる。

私たちの日々の暮らしでどのような行動や選択・消費をしていけば良いのだろうか。

DO!NUTS TOKYOでは、脱炭素・ゼロエミッションなライフスタイルに役立つ知識の学び、企業の製品・サービスにおける環境への取組の情報発信、多様な主体によるアイデア・マッチングを通じて、「ゼロエミッション社会」と「サステナブル・リカバリー」を実現するための多彩な「ゼロエミ・アクション」を東京から日本、世界に発信していきます!

DO!NUTS TOKYOの意味

1つは、ドーナツ経済学。
英国の経済学者ケイト・ラワース氏が提唱する「ドーナツ経済学(Doughnut Economics)」です。自然環境を守り、貧困や格差のない公正な社会を実現することで、誰ひとり残さない持続的な繁栄を目指すドーナツ経済学は、本プラットフォームの軸となる考え方です。ドーナツ経済学については、こちらの動画(外部リンク)をご覧ください。

2つ目は、DO NUTS=クレイジーに行こう!
ゼロエミッション社会の実現は、現状の延長線上にはありません。2050年にCO2排出を実質ゼロにするためには、私たちのライフスタイルのあらゆる面での、イノベーション=破壊的創造が求められています。DO!NUTS TOKYOには、東京から日本、世界に、もっとクレイジーに、ゼロエミ・アクションをたくさん生み出していきたい。そんな思いを込めました。

運営体制

東京都環境局

●サステナブルライフスタイルTOKYO実行委員会

委員長 小宮山宏

(株)三菱総合研究所理事長
プラチナ構想ネットワーク会長
東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修士課程・博士課程修了。2005年4月から2009年3月まで第28代東京大学総長を務める。サステナブルで希望ある未来社会を築くため、低炭素社会への取り組みやさまざまなプロジェクトを推進している。

副委員長 小林光

東京大学教養学部客員教授
サステナブルビジネスウィメン顧問
慶應義塾大学経済学部卒業(経済地理学)。修士、博士は共に工学(東大都市工)。2009年~2011年まで環境事務次官を務め、環境と共生できる経済づくりやまちづくりを一貫して担当。人間社会と自然環境との関係の再構築に役割を果たしている。

副委員長 鈴木敦子

(株)環境ビジネスエージェンシー  代表取締役
認定NPO法人環境リレーションズ研究所 理事長
サステナブルビジネスウィメン
学習院大学法学部政治学科卒業。環境コンサルティング企業などを経て、2003年認定NPO法人環境リレーションズ研究所設立、2005年(株)環境ビジネスエージェンシー設立。環境分野において市民を巻き込んだ様々な活動を展開、イベント開催・運営実績多数。

委員 吉高まり

三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)フェロー(サステナビリティ)
東京大学教養学部 客員教授
サステナブルビジネスウィメン
明治大学法学部卒業。IT企業、米国投資銀行等で勤務。ミシガン大学環境・サステナビリティ大学院(現)科学修士、博士(学術)。2000年三菱UFJモルガン・スタンレー証券にてクリーン・エネルギー・ファイナンス部を立ち上げ。環境金融コンサルティング業務に長年従事。

委員 梅原由美子

Value Frontier(株)代表取締役
里山エナジー(株)取締役
新日本空調(株)社外取締役
サステナブルビジネスウィメン
慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。LEADフェロー。2006年Value Frontier㈱設立。環境経営コンサルティングや、政策提言、執筆、講演等を行う。幅広い業種に対し脱炭素ビジネス・ソリューション提供している。

アドバイザー/協力・後援団体/協賛パートナー等

●アドバイザー
石井幸造   一般社団法人MSCジャパン プログラム・ディレクター
大庭みゆき  (株)環境エネルギー総合研究所 代表取締役
大和田順子  同志社大学政策学部・総合政策科学研究科ソーシャルイノベーションコース 教授
木村麻紀   ジャーナリスト/(株)TREE 編集ディレクター
薗田綾子   (株)クレアン 代表取締役
日比保史   一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 代表理事
藤野純一   公益財団法人地球環境戦略研究機関 サステイナビリティ統合センター プログラムディレクター/上席研究員
山ノ下麻木乃 公益財団法人地球環境戦略研究機関 生物多様性と森林領域 上席研究員

●若者アンバサダー
第1期若者アンバサダー

第2期若者アンバサダー

第3期若者アンバサダー

第4期若者アンバサダー

●協力団体
一般社団法人サステナブル経営推進機構
(株)Freewill
creativity is everywhere
(株)ゼロック

●後援団体
プラチナ構想ネットワーク

●協賛パートナー
<イノベーション・パートナー>

Food Up Island(参加企業:カゴメ株式会社、亀田製菓株式会社、カルビー株式会社、キリンホールディングス株式会社、サッポロビール株式会社、株式会社ニチレイフーズ、森永製菓株式会社、森永乳業株式会社)

●サステナブルライフスタイルTOKYO実行委員会事務局
Value Frontier(株)

(2021年10月31日現在) 

協賛パートナープログラム

DO!NUTS TOKYOの趣旨に賛同し、活動にご協力いただける企業・団体等を募集しています。

プログラムの種類

  1. スペシャル・スポンサー
    東京都環境局との協働事業であるDO!NUTS TOKYOの事業運営に参画いただけます。また、ゼロエミッションなビジネスやライフスタイルの課題に対し、一般からのアイデア募集や、若者アンバサダーとの共創プログラムなどがあり、新しいアイデアやビジネスモデルを探したい企業様向けのプランです。
  2. イノベーション・パートナー
    ゼロエミッションなビジネスやライフスタイルの課題に対し、一般からのアイデア募集や、若者アンバサダーとの共創プログラムなどがあり、新しいアイデアやビジネスモデルを探したい企業様向けのプランです(プランは2種類ございます)。
  3. プロモーション・パートナー
    自社の製品やサービスの環境負荷削減への取組等をPRしたい企業様向けのプランです。
  4. アンバサダー・サポーター
    若者アンバサダーの活動をサポートいただくプランです。

協賛パートナー特典

  1. 本パートナー・プログラムにおいて実施されるアイデアマッチング等の活動は、東京都の協力を得て積極的に広報を行います。
  2. DO!NUTS TOKYO主催の定期交流会にて、東京都環境局、サステナブルライフスタイルTOKYO実行委員会、協力団体、アンバサダー等との交流の機会があります(4回程度/年、オンライン又はリアル)。
  3. 貴団体の広報媒体等で、DO!NUTS TOKYOの公式ロゴをお使いいただけます。等

協賛パートナープログラムの詳細は、こちらからお問い合わせください。

DO!NUTS TOKYOの役割

東京都は、2050年にCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」を実現することを宣言し、2019年12月にその実現に向けたビジョンと具体的な取組・ロードマップをまとめた「ゼロエミッション東京戦略」(外部リンク)を策定しました。

本戦略では、ゼロエミッション東京の実現に向けて、あらゆる主体の共感を得ながら協働を呼びかけ、共に気候危機に立ち向かう行動を進めていくため、「多様な主体と連携したムーブメントと社会システムの変革」の進展を目指しています。コロナ禍での経験も踏まえて、「ライフスタイルの在り方や人々の意識」が新しい社会を作り上げていくために重要です。

DO!NUTS TOKYOは、ウィズコロナの新しい日常のもとで「サステナブル・リカバリー」を進める取組の一環として、「自分たちが住みたい・心地よい社会を創っていく」ため、多様な主体との連携でSDGsの実現にも貢献するCO2削減アクション(ゼロエミアクション)を推進するために、東京都とサステナブルライフスタイルTOKYO実行委員会が、共同で遂行する事業です。

本プラットフォームでは、「学びの場」「発信の場」「アイデアの出会いの場」を通じてゼロエミ・アクションの普及・浸透を目指します。

学びの場 (Knowledge)

動画やSNSを使って、脱炭素・ゼロエミッションなライフスタイルに役立つ知識を学び、日々のカーボンフットプリントを減らすための、アクションを見つけ、広げるための情報発信を行います!

  • ゼロエミッション、脱炭素、サステナブルなライフスタイル、、、まずは身近なところから、日々の生活とCO2排出の関わり、生活の中でできるアクションについて学ぼう!
  • 動画やSNSを活用して配信
  • 専門家によるレクチャー、アンバサダーとのQ&A、ディスカッション

コンテンツ例)

  • 気候危機ってホント!?
  • 脱炭素社会ってどんな社会ですか?
  • 身近にできるゼロエミアクションを考えてみよう!
  • カーボンフットプリントを知ろう!
  • 先進企業の取り組みを知ろう!

発信の場 (Partner Interview)

企業による自社製品・サービスの環境への取組の発信の場。
脱炭素・ゼロエミッションなライフスタイルに役立つ製品・サービスの情報発信を行います!

  • 製品・サービスのライフサイクルにおける、環境・社会課題の取組を、消費者とコミュニケーションする場
  • その製品・サービスを選択することで、消費者はどのようにゼロエミッション、脱炭素、サステナブル・ライフスタイルに貢献できるのか、専門家の視点を加える
  • 担当者へのインタビュー動画や記事配信(メディアパートナーとのタイアップあり)

コンテンツ例)

  • A社のカーボン・オフセット宿泊を利用するメリットは?
  • B社のプラスチック容器リユースに参加するとCO2削減になる?
  • C社のリサイクル素材を使ったドレスは本当にエコなのか?
  • D社の再エネプランにするとCO2は下がる?電気代は上がる?
  • MSC認証シーフードは、どのように環境に良いの?

脱炭素・ゼロエミッションなライフスタイルを実現するための具体的なアイデア(「活動提案」、「ビジネス提案」、「政策提言」、「ライフスタイル・アイデア」、「デザイン・アート作品」等)を求める主体とアイデアを持つ主体との出会いの場です!

若者アンバサダー・プログラム

ゼロエミッション社会を目指す上で特に重要なことは、これからの未来を担う若者の声を集め、発信していくことです。
本プログラムは、自分達のアイデアを企業や行政等に届け、世界に発信していきたいという熱意と行動力を持つ、18才〜20代の若者にアンバサダーとして活動いただくものです。

2021年度活動報告

2022年度活動報告

主な活動内容:

  1. 学び:国内外の著名講師陣によるオンライン講義(全10回程度のうち5回以上参加)
  2. 発信:企業や行政等へのインタビュー企画、記事作成、SNS発信等
  3. アイデア提案:
    ・アンバサダー活動修了までに、個人・グループ提案をアイデア・マッチングに応募、プレゼンテーション
    ・アンバサダー1名につき、メンター1名が伴走。メンターは実行委員、または委員推薦により選定予定。
  4. 交流:アンバサダーコミュニティ(現役・修了アンバサダー)での交流