Food Up Islandについて
アイデア募集の背景
【インタビュー目次】
1. Food Up Island設立の経緯
2. FUIの活動と魅力
2.1 【活動のスタンス】
2.2 【競合他社がいるメリット】
3. FUIが抱える課題について
3.1 【サステナブルな商品を作る上での課題・難しさ】
3.2 【消費者に理解してほしいこと】
3.3 【サステナブルな商品を販売するということ】
3.4 【ヴィーガン市場について】
3.5 【FUIの取組のアピールについて】


3.4 【ヴィーガン市場について】
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大園(アンバサダー):僕はヴィーガンなんですが、大企業のメーカーさんがヴィーガンやヴィーガン市場についてどう思っているのかを聞きたいです。サッポロさんやキリンさんもオーガニックやヴィーガンワインを出されているようですが。
金丸(FUI事務局):実際にヴィーガン向けの商品を開発していたものとして、難しいことは、誰向けにどれだけ売るのかということを当然会社から求められることです。
環境に良くて美味しいが両立することはすごく良いので、私は、それをやりたいと思いましたが、要はロットの問題があって、多く作りすぎると売れ残ってしまうということもあり、皆さん作りたいという思いはありますが、ちゃんと回るのかなと考えてしまうのだと思います。
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Yさん(FUI参加企業メンバー): ヴィーガンに限らず、売れ筋・中心商品ではないところを欲しいと思われるお客様の声はもちろんありますし、ダイバーシティや多様性に応えていきたい気持ちはメーカーとしてももちろんあります。
しかし、工場を回せるのか、作ったロット分ははけるのか、流通させられるのか、というところもあって、応えたい気持ちと会社としてやる意義があるのか、というところがハードルになっている部分があるかなと思います。
やりたい気持ちは各メーカーどこもあると思いますので、そのやり方の一つとして、企業間のコラボというのもあるのかなと思います。

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大園(アンバサダー):アメリカのオールプランツという会社は、ヴィーガンの人のために商品を作ってない!と言い切っています。ご褒美としてのヴィーガン料理、すべての人に対しての食という位置づけだったかと思います。そういうことを日本でも何かできたらいいなと思います。
金丸(FUI事務局):そういうコンセプトで、ヴィーガンの方にもそうでない方にも嬉しいものとして届くなら、ぜひやってみたいなと思います。「ご褒美」といったそういうコンセプトをぜひ教えてほしいです。
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大園(アンバサダー):先日、社内のメンバー4人で、ヴィーガンじゃない人を連れてヴィーガンレストランに行きましたがみんなその美味しさにとても感動していました。ちゃんとファンを囲い込みできたら、すごいことになりそうだなとワクワクしています。
金丸(FUI事務局):最初から一定数のヴィーガンの方がいる前提での売り方をすると、「あ、まだいない」ということで止まってしまいますよね。どうやったら、嬉しいものとして手に取ってもらえるのかをもっと模索したいと思います。今はまだまだお客様とメーカーが遠いのでもっと近くなりたいなと思っています。
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Yさん(FUI参加企業メンバー):私はターゲットとなるお客様とどうつながるかが難しいなと思っています。
ヴィーガンの方の何割がコンビニで買うのか、スーパーで買うのか、そうではなくオーガニックで自分で手作りしたいと思っているのかなど、ヴィーガンを志向している方や新しい感覚を持っている方がどういうところで商品を買いたいと思っているのかがわからなかったりします。
どうやったらターゲットの方々に適確に届けられるのか、ビジネスモデルのヒントも色々探っていければいいなと思っています。また、例えば、工場で、アレルギー食材や動物性原料等を含む材料を使った商品を作った後に、アレルギー対応商品やヴィーガン向け商品等を作る場合、一生懸命掃除はしますが、部品の奥に原料が残っていたり、ピーナッツなどの成分が空気中に浮遊していたり、何 ppmというわずかな単位で混ざりこんでしまうことがあります。
完全に0にすることはなかなか難しいところもあり、アレルギーはともかくとして、ヴィーガンとしてどこまでの厳密さを求めているのかも伺いながら、うまくつながる方法を見つけていければと思っています。

金丸(FUI事務局):アレルギー対応の工場では、二次原料にまで絶対の保証がなければ生産できないと言われるところがあります。例えば、トマトパスタソースを作る際に使う原料のワインの製造工場に、小麦関連のものを完璧に持ち込まない管理がされているなど、そのくらい徹底されているところもあります。アレルギーをお持ちのお客様に影響が出ないようにしなければいけませんので。
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Yさん(FUI参加企業メンバー):例えば、ヴィーガンの方に推奨、といった推奨のレベル感もあるかもしれません。

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大園(アンバサダー):ジャストアイデアになりますが、僕達のようなアンバサダーが100人ぐらいでチーム作って、その人たちに毎月のサブスクリプションでヴィーガン向け商品を届けるといったこともできるのかなと思います。
僕たちの世代はこの人が使っているから買う、使うということが多いですし、コミュニティをすごく大事にする世代なので、ちょっとイケてる人達を100人ぐらい集めたらすごいなと思います。
金丸(FUI事務局):私たちはそのイケてる人たちがどこにいるのかが分からず、勝手に想像して作ってもイケてないと言われることの繰り返しでしたので、「作るところからイケてる人たちと一緒に作る」べきだなとすごく思います。
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井上(アンバサダー):当事者を一緒に巻き込みながら開発していくことはすごくいいなと思いました。FUIの色んな企業が組んでいるという魅力や強みを活かせば、そういう流れを作ることができるのではないかと思います。
消費者の動きもありますが、例えば、「ヴィーガン料理はご褒美だ!」と自分たちで打ちだすこともできるのでは。その波を拡大させるお手伝いをアンバサダーができるように思います。ヴィーガン食や環境に良い食の波を作るというのもありなのかなと思っています。
金丸(FUI事務局):ニーズに応えたものを作りたいと思っていたはずが、ニーズと離れていたということにならないために、これからは作ってから聞くのではなく一緒に作ろうという方が良いように思います。ぜひこちらでブランドをひとつ作っていきたいですね。
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井上(アンバサダー):ぜひやりたいです。

3.5 【FUIの取組のアピールについて】
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伊藤(アンバサダー):一番のファンは社員の方だと思いますが、FUIの活動を例えば、就活生にアピールされているのでしょうか?
金丸(FUI事務局):先日森永乳業さんの社内報に掲載されました。
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伊藤(アンバサダー):「ファンを作る」という観点でいうと、これを見て入ってくる社員がどれだけいるかというところであればスモールスタートができるかと思いますし、一番ファンの指標になるのかなと思いました。
消費者を変えていくにはコストがかかる上にパフォーマンスが出にくいかと思いますが、いい社員を入れていく観点の方が効率が良いと思います。そこへのアピールにコストをかけるのもよいかなと思いました。
金丸(FUI事務局):どうやって会社の中で認めてもらうかということでいうと、今は、商品がヒットして売上につながることと、もっと多様性のあることをやっていかなければと思っている、ハザマ期にあるように思います。
「小ロットではあるけれど大切な人に届けよう」、「今は小さいけれど、ファンになってもらって長く愛してもらう」ということがなかなか説明つかないというのが現状ですが、「PR効果がある」、「コーポレートブランディングになっていく」、「売り上げは大きくないけど、会社にとってはすごく意味がある」、という立ち位置を会社の中で作ってみんなで育てていくということが良いのかなと思いました。
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梅原(DO!NUTS TOKYO事務局):そこはアンバサダーたちもお聞きしたかったお話だと思います。「エシカル就活」といってエシカルな視点から企業を探すというような考え方もあるようです。単に食品のファンというだけではなく、色々な「ファン」の切り口や、アイデアが出てきそうです。
こういった対話の場を重ねることでお互いの距離が縮まり、理解が深まり、そこから新しい化学反応が起きてくるとワクワク感のあるサステナブルな何かが生まれてくる可能性があると思います。ぜひ、インタビューの続きは「共創会議※」でさらに深堀りし、発展させていきましょう!本日はありがとうございました。
(※)「共創会議」とは、DO!NUTS TOKYOのイノベーション・パートナーの活動の一つで、若者アンバサダーと意見交換等を行っていただく場です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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