- 概要
2023年9月24日、渋谷区立北谷公園で一般社団法人Media is hope主催「みんなでつくろう!再エネの日!」が開催されました。DO! NUTS TOKYOは後援団体として、ブース出展をしました。また、第一期アンバサダーの阪田留菜がトークショーに参加しました。
<主催団体:一般社団法人Media is Hopeとは>
気候変動を解決する社会構築を実現するために、気候変動の正しい知識を日本の共通認識にし行動変容を促す必要があると考え、気候変動報道強化に向けた様々なサポートを行う団体(非営利型一般社団法人)。「メディアをつくる側もえらぶ側もお互いに責任を持ち、公平で公正かつ自由なメディアと持続可能な社会の構築」をビジョンに掲げ、気候変動の本質的な解決に向かうため、メディアや市民、企業やあらゆるステークホルダーが共創関係を築く架け橋となるべく活動している。
Instagram:https://www.instagram.com/mediaishope
≪当日のプログラム≫
プログラム | 詳細及び登壇者 |
全国の再エネアクターとオンライン中継❶ | ・再エネ100パーセントで実施する岐阜県中津川でのソーラー武道館 現地の様子をお届け |
桐蔭横浜宮坂先生によるペロブスカイト太陽光発電、開発研究の動向をご講義 | ゲスト:山口豊氏(テレビ朝日) |
全国の再エネアクターとオンライン中継❷ | ・福島二本松営農ソーラーにオンライン中継してソーラーシェアリング事例をご報告 |
再エネいろいろ教えてトークショー①基礎編(基礎的な情報、補助金の最新情報、企業や事業者の取り組みや現状を話してもらい、再エネを取り巻く環境の“今”を体感いただける内容) | ・気候危機と再エネの現状(自然エネルギー財団 大野輝之氏) ・企業の取り組み事例(JCLP広報PJ 我有才怜氏) ・補助金など公的な援助(東京都環境局 坂下典久氏) ・再エネ事業者の現状(パワーシフト事務局長 吉田明子氏) ・マルチベネフィットから見た再エネ(環境政策エネルギー研究所 飯田哲也氏) |
全国の再エネアクターとオンライン中継❸ | ・Jリーグ執行役員 辻井隆行氏(サステナビリティ担当)から取り組みや展望をご共有 |
13:55から地上波で全国放送する再エネ特番のご紹介&パブリックビューイング | 山口豊氏(テレビ朝日) |
パブリックビューイング後のクロストーク | 講談社FRaU 編集長 関龍彦氏、ハースト婦人画報社 社長室 大竹紘子氏 |
若者/市民でのディスカッション(行政や企業、メディア連携に対しての期待や想い) | FFFオーガナイザー 黒部睦氏/DO!NUTS TOKYO 阪田留菜氏 |
Media is Hope AWARD 2023年上半期の発表・表彰 | |
再エネいろいろ教えてトークショー②未来提言編(お互いに今後なにをやっていくかを宣言しつつ、それぞれの役割や協力できることを提言し合う。相互連携のアイデアやヒントを探る) | ・再エネメリットや機運の高まり、行政側のイニシアチブ(環境省地球環境局 川又孝太郎氏) ・企業や自治体、市民団体などパートナーシップでできること(JCI共同代表 加藤茂夫氏) ・再エネ事業者から見た他ステークホルダーへの期待(市民エネルギーちば東光弘氏) ・若者/市民からの提案(黒部睦氏/阪田留菜氏) |
- 開催の様子
ブースでは、東京都環境局・気候イニシアチブ・Jリーグ・パタゴニア日本支社・桐蔭横浜大学・ワタシのミライ・山と渓谷社・パワーシフト、そしてDO! NUTS TOKYOが出展しました。
アンバサダーの阪田留菜・山口空さん・細谷優希さん・井上寛人さんが参加しました。

DO! NUTS TOKYOのブースでは、活動紹介、阪田留菜発案でクラウドファンディング実施中の「市民参加型で再生可能エネルギーの取り組みを応援したい!」の紹介、山口空さんの「東京大学One Earth Guardians育成プログラム 熱海の森プロジェクト」を紹介しました。

イベント当日に放送されたテレビ朝日系列特番「再エネ革命! ニッポンの挑戦」のパブリックビューイングが行われました。
この番組は主催団体Media is hopeをはじめとした視聴者の働きかけが、特番の放送につながりました。イベント参加者からは歓声や拍手がおきていました!

「若者/市民でのディスカッション」に登壇しました。DO! NUTS TOKYOアンバサダーでもあるFridays for Futureオーガナイザーの黒部睦さんと登壇しました!それぞれの取り組みの紹介や「若者」として活動することへの思いを話しました。

「再エネいろいろ教えてトークショー(未来提言編)」に登壇しました。
最前線で再エネに関わる方々と登壇しました。「若者」目線で環境省や企業に求めることを話しました。また、世代や立場を越えて協力するには何ができるかも話し合うことができ、有意義な時間でした。

イベントの様子はマスメディアでも取り上げられています。
①9月24日は「再エネの日」 渋谷で関連イベント(テレビ朝日系(ANN)) https://news.yahoo.co.jp/articles/18300d5aa509b196fb644cb0910b37a156878399
②メ~テレ『ドデスカ!』ニュースMC 島津咲苗アナウンサー、2年目を迎えた「私にできるSDGs」生配信の活動が評価され「Media is Hope AWARD 2023」を受賞!(PR TIMES)
3.感想
Media is hopeのみなさんは、気候変動を報道してもらうためメディアや市民、企業などをつなげ共創関係を築く活動をしています。会場にはたくさんのメディア関係者の方や環境問題・脱炭素の分野で活躍されている方が参加されていました。
気候変動の現状は危機的な状況ですが、「希望」を感じるイベントでした。気候変動を報道する側の苦労や葛藤を知ることができ、視聴者や市民の立場として彼らを「応援」したいと思いました。Media is hopeのみなさんには「応援する」という選択肢を提示してくれ感謝しています!
また、イベントのもう一つのテーマは再生可能エネルギーでした。桐蔭横浜大学のブースでは、世界的に注目されている「ペロブスカイト太陽電池」の紹介がありました。これはフィルム状の太陽電池で桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授が発見した日本発の技術です。軽く薄いため、あらゆる場所で使うことができます。宮坂教授は「すべての生産過程を日本で賄うことができてほしい」と強調していました。番組の中でも様々な再生可能エネルギーが紹介されていましたが、すでに気候変動を解決する技術は生まれているのだと気づくことができました。
気候変動を解決するためには、新しいアイディアを生むだけでなく、取り組みや技術を「応援する」ことができます。これが一番大きな発見でした。
- 【番組紹介】テレビ朝日系列特番「再エネ革命! ニッポンの挑戦」
イベント内でパブリックビューイングが行われた番組がTVerで配信されていますので、ぜひご視聴ください。
視聴回数が多いと今後より再エネ分野や環境分野がメディアで取り上げられる可能性が高くなります。
視聴はこちらから
【番組概要】
豊かな自然に恵まれた日本は再生エネルギーの〝資源大国〟だった!
気候変動対策として、エネルギー改革が待ったなしと指摘される今、「再エネ」は日本経済を動かすビッグチャンス。
いち早く日本のポテンシャルに着目し、先駆的に展開する「再エネ企業」を徹底取材。
風力、地熱、太陽光、蓄電池の4つの分野をけん引するリーダーたちの革命的な挑戦に迫る!
テレビ朝日アナウンサー山口豊の7年に渡る長期取材から見えたニッポンの再エネビジネス最前線。
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【レポート執筆】
阪田留菜さん/第1期若者アンバサダー
高校生の頃からFridays for Future Tokyoでオーガナイザーとして活動。気候マーチの運営や、メディア発信・講演などを行う。現在は気候変動対策について若者が地元議員にインタビューしに行くアクションを企画する#選挙で聞きたい気候危機で活動中。