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2023年6月6日 06:06

イオンモール様×若者アンバサダー 意見交換会

2022年9月20日にイオンモール様が取り組む環境経営についてのレクチャー後、オンラインでの意見交換会を実施しました!
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友達や家族と訪れるショッピングモールでは一体どんなサステナブルな活動が実践されているのだろうか?イオンモールの開発本部地域サステナビリティ推進室の方から直接イオンモールの脱炭素社会へ向けた取り組みについて話を聞く機会を得ました。

イオンモール様からのレクチャー後は小グループに分かれて、イオンモール× 若者アンバサダーによる意見交換会を実施。若者アンバサダー達からは同世代を巻き込みながらイオンモールの環境活動を促進するアイデアがいくつも出ました。

レクチャーレポート

1.ポイント
  • イオンモール株式会社では、イオングループの中核企業として大型ショッピングモール(イオンモール)の開発および管理・運営を行っている
  • イオンモールでは、環境課題の解決に向けて(1)脱炭素社会の実現(2)サーキュラーモールの実現(3)生物多様性の保全に取り組んでいる
  • 脱炭素社会の実現:イオンモール全160店で使用する電力を2025年までに100%再生可能エネルギーに転換
  • サーキュラーモールの実現:モールの集積・規模を活かし、共創によって循環型社会を実現。
  • 生物多様性の保全:事業活動全体における生態系への影響を把握し、影響の低減と保全活動を積極的に推進
2.サマリー

アンバサダーからのアイデア共創の一環として、東京都からのイオンモール様への働きかけのおかげで「Z世代(DO!NUTS TOKYO若者アンバサダー)× イオンモール様」意見交換会が実現し、イオンモールにおける環境課題解決の取り組みについてご紹介いただきました。

イオンモール株式会社は、大型ショッピングモール(イオンモール)を開発・管理・運営する企業で、「人と環境に配慮したモールづくり」を実践し、社会の持続的な発展に貢献するための取り組みを積極的に行っています。

その取り組みの三本柱が、(1)脱炭素社会の実現(2)サーキュラーモールの実現(3)生物多様性の保全です。

■ 脱炭素社会の実現

お客さまとともに地産地消の再生可能エネルギー(再エネ)を創出し、入店する専門店分も含め施設内で使用する電力をCO2を排出しない電力(CO2フリー電力)とすることを目指し、以下を二大目標として掲げています。

2025年までにイオンモール株式会社が管理・運営する国内の約160モールで使用する電力を再エネに転換(各地域での再エネ直接契約による実質CO2フリー電力調達)

2040年度には直営モールにおいて100%地産地消の再エネ(約20億 kwh/年)で運営

また、家庭で発電した電力(余剰電力)を電気自動車(EV)でモールに放電し、放電量に応じて、環境貢献指数の見える化しポイントなどを進呈するような、お客さま参加型の再エネ循環プラットフォームの整備も進めています。

さらには、以下のような活動も行い、多角的にCO2排出削減に取り組んでいます。

・EV充電器の設置によるEV利用の促進

・店舗外観や周辺の照明を消灯するキャンペーンによる電力使用削減

・廃棄物計量器の設置によるリサイクル率の向上

・ストローをプラスチック製から紙やバイオマス由来に転換することによる脱プラスチックの推進

■ サーキュラーモールの実現

モールの集積・規模を活かし、お客さま・同友店・地域社会との共創によって循環型社会を実現することを目指し、以下のような取り組みを計画 / 実施しています。

・脱プラスチック廃ビニールの資源循環(店舗から出た廃ビニールからエコバックや傘カバー等に製品化)・廃プラスチックのリサイクル・リユースタンブラー利用促進

・食品リサイクル
食品残渣の堆肥化と栽培、収穫、販売によりリサイクルループを構築

・衣料品回収
海外イオンモールと連携して国内で回収した衣料品をリデュース / リユース・不要になった衣料品を回収してポリエステル原料へ再生して新たな衣料品を作る

■ 生物多様性の保全

事業活動全体における生態系への影響を把握し、影響の低減と保全活動を積極的に推進することを目指し、以下のような活動を行っています。

・イオンふるさとの森
新規開店時に地域に自生する樹木を選んでお客さまと植樹、国内外各地の荒廃した森林の再生植樹、東北復興支援植樹など

・ABINC認証
ABINC(エイビング)認証「いきもの共生事業所®︎認証」取得モールの拡大
*認証基準:生物多様性に貢献する環境づくり、生物多様性に配慮した維持管理、企業緑地の有効活用)

・クリーン&グリーン活動
毎月11日のイオンデーに従業員が店舗周辺の清掃活動

・ビーチクリーン活動
地域のお客さまや企業とともにビーチクリーン活動

最後に、DO!NUTS TOKYO若者アンバサダーからは、イオンモールについて以下のような点が新しい発見だったという声があがっていました。

「環境面でも地域のハブになっている」
「子どもたちの大人を巻き込む力を利用して幅広い世代に訴えることのできる場所」
「行動変容を促す新しいインフラとしての役割も担い得る」

3.感想

イオン環境財団と東京大学が地域の自然資源の活用、生物多様性保全、脱炭素を達成しながら地域の経済再生を目指している研究ユニットのシンポジウムを視聴する機会がレクチャーの後にありました。

その休憩時間中の動画では、以前に谷川俊太郎さんがイオン環境財団の名誉理事長に贈った詩が紹介されていました。「木を植える それはつぐなうこと」というフレーズから始まるその詩の世界観は、自分が活動を続ける原動力にも通じるものがあります。

アンバサダーからは「なかなか環境に取り組めない企業がある中で、これだけのエネルギーを持てる秘訣は何か」という疑問も上がっていましたが、上層部の意識が波及しつつあり、事業の環境影響に向き合ってより良い貢献をしようとする文化が醸成されているからなのかもしれないと思いました。

4.同世代に伝えたい点
  • ディベロッパーや小売業の環境課題を解決するためには、ビジョンをお客さま・同友店・サプライチェーンと共有し、地域社会を共創していく姿勢が大事
  • イオンモールでは、脱炭素社会や循環型社会、生物多様性保全に貢献する活動をお客さまと共に推進している
  • このような活動に参加したり、商品を買って応援したりすることが、持続的な社会の実現に向けた着実な一歩になる

【レポート執筆】
山口空さん/ 第2期若者アンバサダー

木や草などのバイオマスを分解する微生物の酵素を研究する大学院生。
生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)への参加をきっかけに、大学でNature Positive Universityプロジェクトを始動。